RC解体とはどんな解体のこと？
RC解体は鉄筋コンクリート造の建物の解体作業のことです。
鉄筋コンクリートで作られているのは、ビルや商業施設など比較的大きな建物の場合です。
あまり戸建住宅やアパートでは鉄筋コンクリートでは造りません。
高層になったり、建物が大きい場合、耐震性に優れた素材で造る必要があるので鉄筋コンクリートを活用することが多いです。
RC解体の場合、木造解体と違って簡単に建材をつかむことができません。
骨組みとなる部分に鉄骨があり、その周りをコンクリートで囲っています。
そのためショベルカーなどで掘削すると、ボロボロとレンガのようにコンクリートが砕ける状態です。
そのため圧砕機というコンクリートの塊を砕くための機械をつかっていくのが一般的です。
狭いところに使える圧砕機もありますし、高層ビルなどに使うような重機タイプの大きな圧砕機も存在します。
どうしても粉砕中に粉塵も発生しますので、周りを取り囲んで養生しながら解体作業を進めるのが一般的です。
そして高層部分の取り壊しは重機で行れば、あとは人の手によるブレーカー工法と呼ばれる手持ち型の工具を使って解体することもできます。
例えば、玄関や花壇、塀などはこういった手持ち工具を使って解体することもあります。